2021年にした一番大きな買い物の話(日記)

今年の内にブログに書いておきたくて温めてた内容まだまだあるのに年が変わるんだけど~~~!!! と焦りまくっています、薪です。


今年秋、中国通販サイトのBanggoodでタブレット端末を買いました。
タブレット端末を購入したのは実は人生初。
海外サイトで通販をしたのも(記憶にある中では)人生初です。

そのため「ただの買い物なのに経験値がめちゃくちゃ貯まった」「初挑戦の事を色々できた」という感覚があり、非常に楽しかったです。
今回はその件についての日記です! めちゃくちゃ長いです!!!!!!!

高性能なパソコンが欲しいのだが…。

お金がね、今年ね、思ったより貯まらなかったんですよね。(とても残念)

元々「高解像度のイラスト制作、ゲーム、Live2D、動画編集などができるなるべく良いスペックのパソコンが欲しいなあ…」という願望があったのですが、
その目標を妥協なく叶えるためにはまだ少し時間がかかりそうなので、その中から一旦「スマホではスペックが足りないゲームを今すぐ遊びたい。友達と遊びたい。あとスマホの容量がきつい」と言う非常に現金な理由を優先し、主にゲーム用のタブレット端末を買うことにしました。

というか、タブレットは調べてみると意外にも1.5万程度からそこそこのスペックの物が買えたりするようで、お? タブレットなら無理なく買えそうだな? という事に、気づいて、しまったんですね。(要らんことに気付いてしまった…という顔)

調べ事のターン

で、私はタブレットを全く買ったことが無かったため、自分でもどのタブレットが良いのかわからず、しかし何も考えずに買うのは後悔するなと察したため、色々と調べてみることにしました。

びっくりしたのは、色々なタブレット機種のレビューサイトや、実機でのレビューを行うYoutuberの人が想像より沢山いたことです。タブレット…たくさん…買ってるの…!?!?

勿論、そういう方々は気に入らなかったものは下取りに出したり、企業さんからレビュー前提でタブレットを貰ったりもしているようですが、それでもお金あるなあ…と驚きました。
しかし、何事にもオタクは居るものなので、ガジェットオタクの方々だと思うと納得いくところがあります。実際レビュー動画はどれも細かく作られていて、非常に参考になりました。

「iPadでOK」なのか?!?

私はAndroidスマホユーザーなので、スマホからそのまま移行できるように、タブレットもAndroidで探していました。
(購入した有料アプリなどもAndroidのままなら共有できますし、Apple端末とAndroid端末でゲーム内通貨が引き継げないパターンがあったりします)

しかし、検索してタブレットについての意見を見ると「ゲームのために性能の良いタブレットが欲しいなら、iPadを買うべき」と言う意見が多いようでした。

実際、家電量販店に行ってみると、iPad用のアクセサリ売り場がずらっと並んでいるのに対して、Androidタブレットのアクセサリコーナーは非常に小ぢんまりとしていました。
スマートフォンはまだ「iPhoneか、Androidか」のような選択肢が存在しているような気がしていましたが、タブレットは圧倒的にiPad一強だと学びました。
(冷静に考えてみると、私の周りの人はiPhoneユーザーばかりなので、スマホも1:1という程には拮抗した人気ではないのでしょうね…一社対多社だし…)

iPadは性能面、デザイン面で優れているだけでなく、iPad ProやAirなどの各種ラインナップもあり、私のように「Androidじゃなきゃやだ!」という拘りがない限りは、iPadを選んでおくのが安牌なのかもしれません。
気になるとすれば価格、同じような製品がたくさんあってどれを選べばいいのかわからない点(私だけでしょうか…)、外付けSDカードが使えない事でしょうか…。


また、以前は「Android」「非Apple」製品の代表格として頑張っていた会社、中国のHuawei(ファーウェイ、華為)社が、トランプ時代から続く制裁で「米国政府の許可なく米国企業と取引できない」「それによって、Googleの作ったAndroidOSを搭載する事すらできないという規制を受けており、Androidタブレット製作から脱落したことも痛手のようでした。
(実際には、Androidライクな自社OSを載せることで頑張っているようで、日本の売り場でもまだ製品を見かけますが、米国での販売が実質禁止状態のため、会社としては厳しい状態にあるのでしょう…)

今回私はAndroidOSの製品を探していたので、ファーウェイ社の製品は選択肢から外すことになったのですが、普段意識しない他国の政治と自分の生活の接点を強く感じる経験になりました。

「タブレットならお絵描きできる」は幻想だった

ここまで来てやっと気づいたことなのですが、私の中の「タブレットはあんなこともこんなこともできるはず!」というイメージは、かなりの部分iPadのイメージに引っ張られていました。
「タブレットでなら絵を描くこともできるはず」というイメージがありましたが、1.5万~2万台程度の「エントリークラス」と呼ばれる安いモデルでは、筆圧感知という絵を描くのに必要な機能が切り捨てられており、「ゲームのついでに、絵も描けちゃうかも♪」という期待は打ち砕かれました。

参考>いい感じだなと思った低価格帯タブレット(筆圧感知非対応)
セールが終わって三万円くらいになってましたが、↑より性能が一段上のタブレット



ここで改めて、「絵が描けて、そこそこ安くて性能も良いタブレット」(ミドルクラス程度)まで範囲を広げて情報収集しました。

流石にそんな都合の良い製品はないかもしれない…。と思っていたのですが、ありました
現代は空前絶後のタブレット黄金時代、テレワークで爆発した需要に応えるために各社がしのぎを削っていい新商品を出しているようで、めちゃくちゃありがたいですね…。

参考>デイリーガジェットポータルによる比較記事

このような比較記事を見ながら、自分はLenovoのXiaxin Pad Pro 2021が欲しいな! と決めたんですよ。
で、気づいたんですが、日本ではまだ売っていませんでした。

中国からの通販の仕方を調べる

ここで話が最初に戻ってきます。
売ってない物は仕方ないので、中国からの通販を検討しました。

お気付きかもしれませんが、ここまで話題に出たAppleやGoogle以外の会社の名前、全部中国の会社なんですよね…。(国際競争力の高さ~)

Lenovoグループの傘下にNECがあるため、遅れてから同じ製品の日本バージョンが販売されることもあるようなのですが、その場合はブランドの名前が変わるだけでも値段が1~3万ほど釣り上げられて販売されるようです。
それだけ日本では「日本ブランド」に高い価値があるとみなされている故なのかもしれませんが、色々調べた上でそのカラクリがわかっていると、中身が同じなら早く&安く買いたいというのが正直な気持ちです。


通販のためにまず検討したのは京東(ジンドン)というサイトからの通販でした。
このサイトは中国国内向けの販売サイトで、値段も非常に安く(転売を通さない中国国内向け価格)、届くまでの日数も然程長くはありませんでした。
ただし日本から購入しようとすると相応の手間がかかるようです。日本円と中国人民元の安いレートでの交換のためにRevolutというスマホアプリを経由すると安いよ~とか、そういう情報も見かけたのですが、私は海外に出たことは一切なく、海外の通貨を扱わねばならないという時点で頭が付いて行くか不安に駆られていました。

名前だけ聞いたことのあるアリババのAliexpress…? は、届くまで非常に長い日数&高めの送料がかかるようで、選択肢には入れませんでした。(調べると中国からの輸入販売で稼ぐ話がちらちらと出てくるので、そういう人の方が活用しやすい「大量に仕入れる」前提の通販サービスなのかでしょうか…???)

独身の日のセールに挑戦してみる

そしてふと気づいたのですが、検討を重ねているうちに独身の日(11/11)に近づいていました。
ここ数年、日本のメディアでも中国独身の日のセール&爆買い&爆売れっぷりは最近度々報道されており、内心興味が湧いていたんですよね。

以前から、「これだけ報道されていて、日本でも中国の安売りに乗っかって買い物をしよう! という流れにならないのはどうしてかな?」と気になっており、「実際に中国国内の通販サイトで買い物をしたらちょっとお得なのかな?」という好奇心が抑えられなくなってきました。

というわけで、11/11当日まで待ってから買い物をしようとしてみました。


実際どうなったかと言うと、目当ての商品がすぐ売り切れました。
カートに入れることすらできませんでした。早朝まですらも在庫が持ってませんでした。

元々お安い、4万円台のお買い得な商品が4万円より安い程度に値引きされていたので、当然と言えば当然かもしれません。
中国国内向けネット通販販売サイトという事は、中国の暴力的な人口の多さによるアクセスが集中するわけで、セールですぐに在庫がなくなるのも仕方ないことです。

「日本で独身の日セールに便乗しようという風潮が起きないのは仕方ないかもしれない…」と納得いきました。

Banggoodで通販しました

買えないものは仕方ないので、第二候補として見ていたBanggoodで買い物をしました。
Banggoodは日本語対応しており、各種保証などもしっかりしている(らしい)信頼できる雰囲気の通販サイトです。

転売価格ではないためぼったくられる心配はないが、海外向けかつ保証もあるため、京東よりはまあ高い。おそらく日本版を待って買うよりはだいぶ安い。くらいの価格設定。
そのため独身の日セールをしつつも爆買いが集中してはおらず、しっかりと在庫が残っていました。

結果的に、今回のタブレットの場合は、送料等込々で5万に収まる感じのお値段になりました。
京東で買えていればもっと安かったかも…とは思いますが、それでも私の場合は、無理をしてiPadを買うよりは、かなりお買い得(私の主観)な買い物だったと思います。
電子機器なので関税はかからず。

関係ないんですが、居住地を日本だと選択しておけばコンビニ払いが使えるということで、「どれだけフレンドリーなんだ…!!」と嬉しく思いましたが、自分が買い物した時は何故かその支払い方法の選択肢が出て来なくて、ちょっとがっかりしました。
ワタシ、二ホンノコンビニ、スキ…。

届くまで&届いたその後の話

一週間~10日くらいで届きました。海を越えてるのに早い。
こういう時、「海外通販は怖い、という方へ。何も問題なく届きましたよ♪」とお伝えしたいのですが、私の場合、中国から日本に送り届けられるまでに複数回住所シールが貼りなおされたおかげで住所のマンション名と部屋番号の部分が消えてしまい、わからないというという手間な事になっており、配達員さんが私に電話をくれて慌てて住所を伝え、届けてもらうなどしました…。

住所シールの下の層を一応確認したのですが、当然Banggoodから配達した時はマンション名や部屋番号まで記載がされた状態で発送されていたので、Banggood側の問題ではないんですよね。となると逆に気を付けることもできないな、と…。
ちょっと日本国内通販では遭遇しないであろうパターンを引いてしまい、困惑しています。


梱包は非常に丁寧でしたし、届いた商品にも非常に満足しています。
また、Banggoodは日本ユーザーのためには、わざわざこっそりと発送前にGoogle Play(Storeアプリ)をインストールしてくれるという親切丁寧っぷりで、頭が下がります。
他ショップではこのような対応はしておらず、独自の対応のようです。

中華タブレットだと安価な分最初はアプリは入ってないんだな~、とか暢気なことを思っていましたが、そもそも中国、最初から国主導でGoogleにアクセスできないよう規制をかけている国なのだから、Google Playが入っているはずもない…という事でした…。
トランプ大統領の締め出し政策より以前から、そもそもが苛烈な情報統制が敷かれている国なのだ…という事を再確認しました。

それ以外にも日本語化のためにある程度作業を行う必要があったのですが、パソコンで調べながら作業すればすぐ終わるような作業で、後はGoogleの日本語キーボードをダウンロードして、それ以降は完全に日本のスマホやタブレットと同じように使えています。

使用してみて

レビュー通り性能は非常に良く、スマホでは性能が足りなくて満足に遊べなかったゲームも快適に遊べるようになり、満足しています。

スタイラスペンも最近になって別途購入したので、お絵描きにも活用してみたいです。
(私は昔から板タブレットユーザーで、液晶タブレットは買おうと思うと一般的には高額であるため尻ごみしていましたが、他の用途のために使う端末をついでに液晶タブレットにもできる、と考えると、凄まじく良い買い物をした気分です)

また、本当に単純なことなのですが、マルチタスクのために使える端末が一つ増えただけで、予想外にストレスが減った感覚があります。
例えば、パソコンで絵を描く時に、一つの端末で資料を表示しながらもう一つの端末で更に調べ事をする、とか。
寝そべってタブレットで動画を見ながら、その中で気になった事を更にスマホでググる、とか。
私の場合、目の前のことに気を取られて気が散りやすいタイプのため、今までは「別の画面を開いて、調べ事をして、目につく他の要素に"集中"しないように気を付けながら元の画面に戻って…」という作業に、かなり脳のリソースを持って行かれていたのかもしれません。


ちなみに、読書のためにも使いたいと思っていましたが、「タブレットは画面が大きい分、目線を動かす距離が大きくなってしまい、目が非常に疲れる」という事が判明し、文字メインの本の読書はスマホで行おう、と決めました…。
(漫画や画像メインの本はタブレットの方が隅々まで見れて良いかもしれませんね)
私の視力が低く、顔を寄せて文字を読んでしまい、周辺視野もあまり広くないタイプなためそうなるのかもしれません。



以上、今年した一番大きな、そして一番楽しかった買い物の話でした。
来年は今年以上に節制を心がけたいです!(年末のうちに来年の目標を洗い出しておくスタイル)

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