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楽観主義を身に付けるための読書「オプティミストはなぜ成功するか」

オプティミストはなぜ成功するか  マーティン・セリグマン https://www.amazon.co.jp/dp/B00GZBLIVS/ref=cm_sw_r_tw_dp_K2R1QJ8GH6H8NZDKZNTG kindle unlimitedで読みました。 この本の内容はいたってシンプルだと感じました。 「悲観主義」や「楽観主義」がそれぞれ何を引き起こすのか 「悲観主義」と比べて「楽観主義」がどのように優れているか を、実験の結果やデータを挙げながら非常に丁寧に検証していき、最後に では、今から「楽観主義者」に変化するにはどうすればいいのか という具体的な手法について書かれています。 いわゆる 「認知療法」 と言えるような内容が取り上げられた本であり、 実際にここに書かれている内容は実践すれば鬱に非常に効果があり、再発を予防する効果もあるとのことです。 自分はネガティブかも、もしくは自分は物事を楽観的に捉えることに苦手意識がある、という人には特にオススメできる本です。 旧来、精神医療は「悪い所を直す」「マイナスをゼロにする」事に常に焦点を当て続けており、「プラスを増やす」意識を持っていなかったそうです。 そして、マイナスを直しても、プラスにはならないのです。 それが、この本の筆者のセリグマン博士の研究をきっかけに、今日では「ポジティブ心理学」という分野が生まれるまでになった、とのこと。 また、筆者も元々は自分では悲観主義について調べているつもりだったそうで、それが何故楽観主義をテーマにするようになったのかも文中で触れられており、人生ドラマ的な物語性まで感じられてきます。 *** 自分と鬱についての話をします。 精神医療においては、「薬」による治療が必要不可欠です。 かくいう私も、服薬によって重い鬱症状がかなり改善した経験があります。 また、鬱の原因になる不眠(それによって積み重なった睡眠負債)なども薬によって解消することができました。 お薬さまさまです。 ただ、ぶっちゃけて言うと、 薬「だけ」では鬱って直らないな~ というのも、私の実感としてあります。 もちろん、薬に全く意味がない、という意味ではないです。 マイナス(鬱状態)から0(鬱ではない状態)に戻すためには薬は非常に有効です。 特に重度の鬱状態にある時に他の自助努力を取る事は既に難しく、飲んで休むだけで

2021年にした一番大きな買い物の話(日記)

今年の内にブログに書いておきたくて温めてた内容まだまだあるのに年が変わるんだけど~~~!!! と焦りまくっています、薪です。 今年秋、中国通販サイトのBanggoodでタブレット端末を買いました。 タブレット端末を購入したのは実は人生初。 海外サイトで通販をしたのも(記憶にある中では)人生初です。 そのため「ただの買い物なのに経験値がめちゃくちゃ貯まった」「初挑戦の事を色々できた」という感覚があり、非常に楽しかったです。 今回はその件についての日記です! めちゃくちゃ長いです!!!!!!! 高性能なパソコンが欲しいのだが…。 お金がね、今年ね、思ったより貯まらなかったんですよね。(とても残念) 元々「高解像度のイラスト制作、ゲーム、Live2D、動画編集などができるなるべく良いスペックのパソコンが欲しいなあ…」という願望があったのですが、 その目標を妥協なく叶えるためにはまだ少し時間がかかりそうなので、その中から一旦「スマホではスペックが足りないゲームを今すぐ遊びたい。友達と遊びたい。あとスマホの容量がきつい」と言う非常に現金な理由を優先し、主にゲーム用のタブレット端末を買うことにしました。 というか、タブレットは調べてみると意外にも1.5万程度からそこそこのスペックの物が買えたりするようで、 お? タブレットなら無理なく買えそうだな?  という事に、気づいて、しまったんですね。(要らんことに気付いてしまった…という顔) 調べ事のターン で、私はタブレットを全く買ったことが無かったため、自分でもどのタブレットが良いのかわからず、しかし何も考えずに買うのは後悔するなと察したため、色々と調べてみることにしました。 びっくりしたのは、色々なタブレット機種のレビューサイトや、実機でのレビューを行うYoutuberの人が想像より沢山いたことです。 タブレット…たくさん…買ってるの…!?!? 勿論、そういう方々は気に入らなかったものは下取りに出したり、企業さんからレビュー前提でタブレットを貰ったりもしているようですが、それでもお金あるなあ…と驚きました。 しかし、何事にもオタクは居るものなので、 ガジェットオタク の方々だと思うと納得いくところがあります。実際レビュー動画はどれも細かく作られていて、非常に参考になりました。 「iPadでOK」なのか?!? 私はAndroidスマ

認知特性の分類の本を読み、自分への理解が深まった

 医師のつくった「頭の良さ」テスト 認知特性から見た6つのパターン 著:本田真美 (光文社新書) という本を読みました。 表題に「頭の良さ」とはありますが、認知特性のパターンを分類することがメインの本で、他人と比べての頭の良さに優劣をつけることを目的にした本ではないので、その点に関しては安心して読めました。 読みたいと思ったきっかけ 自分の生きづらさの理由の一部が、認知特性の片寄りによるものなのでは…? という疑念が前々からありました。 ただ、そういう物をテストしたり診断を受けるのは 面倒な作業の塊 であり、お金もかかってしまうので、結局行動する踏ん切りがつかずに過ごしています…。 そんな時、日頃から発達障害や育児について非常にためになるツイートをされておられる イシゲスズコさん がこの本をご紹介されているのを目にして、 「新書本でのテストなら私にも負担なくできる!!!」 と思ったのが購入のきっかけです。 イシゲスズコさんによるこの本に関してのブログ記事が こちら 。 非常に丁寧な感想を見て、自分の目的にも合っていそう~! と思えました。 家族でこういうテストをしてみるのも面白そうですね。 読んでみて良かったこと まず、この本の本体ともいえる分類テストをやったことで、自分でも何となくわかっていた自分の得意苦手の凸凹感が理解しやすくなりました。 一度「そういうものだ」と分かってしまえば、次はそれを「活かす」「伸ばす」もしくは「苦手を克服する」方向に気持ちを集中できそうです。 この本で紹介されている認知特性の6つのパターンとは、 視覚優位者…写真タイプ 視覚優位者…三次元映像タイプ 言語優位者…言語映像タイプ 言語優位者…言語抽象タイプ 聴覚優位者…聴覚言語タイプ 聴覚優位者…聴覚&音タイプ となっています。 で、自分の場合は案の定というか凹凸があり、 「写真タイプ」と「言語抽象タイプ」が平均より少しだけ高く、 「三次元映像タイプ」の認知特性と「言語映像タイプ」の認知特性が平均的、 聴覚系の認知特性の得点が低く、特に「聴覚言語タイプ」は平均の下限を下回っている、という結果でした。 簡易なテストなため過信はできないにしろ、自分としてはかなり「身に覚えがある」結果と感じられました。 私は耳から入ってくる人の会話を処理するのが苦手で、理解が追い付かないため会話についていけない

今年、人の影響で考えが変化したこと

もう年末ですね!! 時が経つのがめちゃくちゃ早い!!! 年末年始はぬくぬくして過ごしたいと思っています。 と言いつつ、暖房付けても部屋が寒くて悲しい!!! 今日は、今年あった「考え方が変わるきっかけ」について、簡単に書き記しておきたい、と思います。 *** 今年に入ってから、複数の相互のフォロワーさんなどの親しい人から、 「薪さんの考えは自分と一致しない所もあるけれど、勉強になる」 とか、 「考え方の過程が参考になる」 などの肯定的な意見を頂くことが多くなりました。 ただ、 非常に失礼な話なのですが (ごめんなさい!)、最初これを私は「ショック」と受け止めました。 自分は私なりにかなり努力して物事を考えるように変化した (2020年頃までは、自分で物を考えたり発表するタイプではありませんでした) のに、 その努力や結論に価値や意味を感じないからこそ、そういう棘のある言いまわしであえて遠回しに苦言を呈してくれているのか……? とまで、悪い方向に考えかけてしまいました。 しかし、冷静に考えれば、勿論そんなはずはなく、この人の意見に価値が無いと思っている人にわざわざ真逆の意見を伝えたり、フォローを続けたりする必要はないでしょう。 ご意見を伝えてくださった方々には、改めて感謝の気持ちをお伝えいたします。 (また、自分の努力が人に伝わらないという事は当たり前のことなので、特に落ち込む必要はないでしょう。変化も定着すれば「変化がない」状態に見えますし、人は当然エスパーではないので) 元々、自分は人のことを軽率に「すごい!!」「尊敬する!!!」と思うタイプです。 良くも悪くも真に受けやすく、全肯定に偏る性質です。 自分がそうであるから、人にもそのような観点から出発した「棘のない反応」を必要以上に期待してしまう所があるのだと今は思います。 「フォロワーさんたちは肯定的な気持ちから、自分にその意見を伝えてくれたのだ」 という風に意見を捉え直した結果、 肯定や共感 、「あなたは/その意見は正しい」という寄り添いや励ましに価値がある という元々の考えから、 理論ではなく経験として、 意見の多様性 、自分の中から出てこない意見や感性、考え方を知る事には価値がある というように、今年の後半になってからゆっくりと少しずつ考えが変わってきたように思います。 もちろん、0か100かという対立した概

呪術廻戦の映画を見て、浮かれたクリスマスを過ごした

 呪 術 廻 戦 の 映 画 を 見 ま し た ! ! ! 知っている人には説明するまでもないと思いますが、私が見に行った映画は週刊少年ジャンプで連載されてアニメ化もされた「呪術廻戦」という漫画の、本編とは独立した前日譚である「呪術廻戦 0巻」の内容を映画化したお話です。 『劇場版 呪術廻戦 0』公式サイト https://jujutsukaisen-movie.jp/ 前日譚であるため、本編のみに登場する私の好きな原作キャラクター「両面宿儺」は当然出てこないのですが、それでも見に行って満足の出来でした。 (最近の単行本にもほぼほぼ出てこないので、彼の大活躍 というか彼がやらかす悪事 を確信してこの漫画を読み始めた私は寂しい限りです) 私は両面宿儺さんのようなラスボスじみた性格が悪いキャラがちゃんと「性格が最悪」「なんとしても止めなければ…」と扱われるのが大好きなので、新しく呪術を読んだ方は是非 彼への悪評 を私に遠慮することなく呟いて欲しいです!!!! *** 私は普段あまりメジャーな漫画作品にハマる事は少なく、そのため「好きな漫画作品が映画化する」というお祭り気分や経験を味わえたの自体が最高でした。 そして内容も 「期待も予想も裏切らない」 出来で、満足が行きました。 「原作を読んでいても新鮮な驚きがあった」というわけではありませんが、本当に丁寧な映画化で、文句をつける所がない出来でした。 「こういうので良いんだよ、こういうので」とか言うには贅沢なくらい、「こういうの "が" 良いんですよ!!!!!」というアニメ映画化だったと思います。 原作を知らなければわからない内容もない、独立したお話ですので、「原作を全く知らないが、映画を見てみようかな?」という人にもオススメ出来ます。 *** 呪術廻戦、何が好きかというと、 「承認欲求」 や 「自分は生きていてはいけないのではないか」「人の役に立っていない」 という、思春期や思春期をうまく乗り越えられなかった人間、鬱っぽい人間にありがちな悩みや考えを、茶化したりするのではなく、 乗り越えるべき自分事として真っ直ぐに描いている のが良いな、と思っています。 映画でも、主人公・乙骨くんのそういう考えがストレートに描かれていて、グッときました。 一般的な少年漫画では主人公は悩みや自省などとは遠い性格で

電子メモパッドを買った

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携帯電話会社に行くと電話番号を書くために出されたりする、デジタル黒板みたいなアレ!!!! 買った商品はこれ(amazonリンク) こういうオマケ付きBOOKみたいなのワクワクしてしまうので、ちょうど欲しかったのもあって見かけて衝動買いしてしまいました…。 近しいモノ自体は100均でも買える(ただし500円)らしいので、若干お高い買い物でした。(100均よりは品質が良いのかもしれませんが、誤差の範囲かと) また、類似の商品がたくさん出ているようで、同じ価格帯から買うにしても自分の好きなキャラクター柄のやつを探して通販したほうが良かったかもしれません。 現状では一枚あれば充分なので、買った物を使い倒します。 どういう商品なのか(ざっくり) 電源オンオフ不要、充電不要(ボタン電池式)のメモボードです。 書き味はだいぶアナログ感あります。筆圧で線が書けます。 消しゴム機能はありません。保存機能もありません。線の色も選べません。 ボタンワンプッシュで一瞬で綺麗に消えます(ロック機能有)。走り書き用。 悲しかったこと 電池不要ですぐ使える、という触れ込みでしたが、買ったら電池が切れていて画面が消せなかったです。(発売日を確認すべきだと学びました) 電池を買い替えるために余計な出費がかかってしまいました。 これ、筆記じゃなくて書いた線を消すのに電池を使ってるんですね、不思議だ…。 右利きなのでペンを右側にして横向きに吊るしたいと思っていたのですが、吊るし紐用の穴があるのは逆側で、ちょっと悲しいです。 使い道 私は「あれも欲しい、これも欲しい」と何かと理由を付けて物を衝動買いしてしまう人間なので、せめて「何を目的にしてこれを購入して、どのように使うのか?」という事を事前に考えたいと思っています。 自分の不完全感を「買い物」で埋めようとしてしまうタイプなので、こういう自省がきかない場合すーぐ物を買ってしまいます。良くない。 話が逸れました。 このメモパッドは、月並みですが 日々のToDoリスト として使えたら良いなあと思っています。 元々ToDoリストをしっかり管理する方ではなかったのですが、いざ管理しようとしても長続きせず、自分に合った手法を探していて、今回はそのチャレンジの一環です。 ざっくりとToDoメモの内容を「重要で緊急」「重要ではないが緊急」「重要だが緊急でない」「重要で

来年の手帳を買いました

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やっとブログの機能で改行=段落にするかどうかを切り替えられることに気付きました、薪です! 本日は文房具について語る日記になります!! 長いので、適宜ブラウザバックをお願いします!!! 見てください!! 来年の手帳を買いました!! 高橋書店のtorinco1を初めて買いました。 2019年から発売の、比較的新しい手帳シリーズのようです。 外見はドシンプルです。かわいい顔でしょう!! 装飾らしい装飾はなく、背表紙にブランド名と年数が書いてあるくらい。 中身のページ構成の種類などのバリエーションは複数があり(その中の一日一ページのものがtorinco1)、更に種類ごとにカラーバリエーションが数種類。どれもお洒落な色でした。 この紫も、他にはなかなかない色でありつつも上品…! と思って購入しました。 中身はこんな感じ。 シンプルでベーシックで、それでいて古臭くはない非常にこなれた雰囲気のデザインで、好感を抱きました。 24時間分の目盛と、別に箇条書き用のスペースが用意されています。 巻末には見やすい日本地図や地下鉄路線図、時差の表などの情報コーナーがあり、かなり使い勝手が良さそうです。 レビュー記事を見る限り、裏ぬけもない良い紙を使っているようで、書くのが楽しみです。 ただ、ページが180度開く作りではないようで、開き癖が付くまでは手帳を付けるのが大変かも、と危惧しています…。 他に購入を検討した手帳 当初はマークスのEDiTを購入予定でしたが、探しに行っても売っていないか、好みのカラーバリエーションが売れ残っておらず、購入を見送り続けていました。 そして、繰り返し買う手帳で毎年同じような気分になるのはつらいかも…と感じ、色々な店舗に置いてありそうなtorincoの方を衝動買いしてしまいました。 中身のデザインは同じ一日一ページの物を購入しようと考えていました。 ページの中身の構成もほぼほぼ同じ。 ただ、EDiTの私が購入予定だったサイズのものは、torinco1と違って箇条書きのスペースはなく、どちらかというと時間軸や固定の使い方に縛られず、1ページを完全に自由に使いたい人向けのデザイン。 個人的には時間軸も箇条書きスペースも使用したいため、先にそれらを区分けしてあるtorincoの方が好みです。 また、その月のカレンダーが小さく印刷されているのもtorincoだけでした

政治と、生身の人間との関係を意識し始めた

自分の政治への見方が、少し変わったきっかけになった出来事について書きます。 地方自治体の議員さんを後援していたご老人から、たまたま、世間話の一環として後援相手の愚痴を聞く機会がありました。 「あの人はもうダメだ。下戸を理由に酒の席にも顔を出そうとしないし、最近は仕事よりも孫を可愛がるのに熱心すぎて、公私の区別も甘かった。そういう所を周りはちゃんと見ているし、だから見放された」 落選する以前から、周りの人間が忠言をしても省みず、結果汚職を疑われるようなことも起き、評価も落ちていき……という経緯だったそうで、悔しさ半分、諦め半分、というご様子でした。 私は、相槌を打ちながらその話を聞いていました。 私自身も下戸で、お酒の席は苦手です。ですが当時は、誘われたらなるべく行くようにはしていました。 お酒の席というのは本音の出やすい場所で、そこに積極的に参加する人「内輪」として仲間意識を持って貰える。逆に、そうでない人は陰で文句を言われるターゲットにされる。私はそれが怖かったからです。(我ながら俗物だと思います) ですので、目の前のご老人が言っていることは分かるような気がして、気が付けば力強く肯定的に相槌を打っていました。 今思えば、陰口を言われるという目先のことではなく、政治家であるならば特に大切な「人との信頼関係」そのものを軽視している姿勢を、その方は嘆いていたのかもしれません。 その議員さんも、落選したとはいえ立派な方だったのだと思います。 でなければ、私の目の前にいたご老人が一生懸命に支援したり、耳の痛い忠告をしたりはしなかったはずなので。 そういう話を聞くまで、私は地方自治体の議員をやっている人がどんな人かなんて考えたことがなかった。 私が想像するよりずっと、「生身の人間」が政治をしているんだな、と気づきました。 私にとっては政治は、長い間遠くの存在でした。 私は芸能人などにはあまり興味が無いのですが、テレビで見て、芸能ニュースと同じような感覚で政治を楽しんだり、メディアの報道する怒りに乗せられて怒ったりしていた気がします。それは自分事としての怒りとはまた違う怒りであったと思っています。 子供の頃、家族に選挙の投票先について聞いてみると、誰もが黙ってしまい、沈黙の理由すらも教えてくれない家庭だったので、家族に政治の話をするのはタブーなのだろうかと感じていました。 イン

共同体への所属感の話

文章を書いていると、長い話を三行に纏める能力が欲しくてたまらなくなります。 今日は人間の所属する「共同体」の話をしたいと思います。 最近、人間関係を労力をかけてでも築いていくメリットについて考えています。 そして、ここ数日、政治の事や、自民党や維新支持層の厚さ、若者の投票率の低さ、などについても、考えることが増えました。 これはその両方から導き出した仮説なのですが、人間関係は面倒くさい物だ、地域の共同体などとは距離を置いて生きよう、という現代の風潮が、そのまま投票率の低さや自民支持などに繋がっているのでは……ということを、考え始めるようになりました。 共同体、例としては「親戚」「ご近所づきあい」「組合」「檀家」「職場の行事や飲み会」など。 私はこれらのどれにも縁が薄いため、極端な例として、小さな農村にもし自分が生まれ育っていたら、どういう生活をしていたか? を想像してみるなどしていました。 誰かが困った時は村ぐるみで助け合う。他の人に迷惑がかからないように、水路や道などの共有の財産を丁寧にメンテナンスする。お祝いごとも、悲しいことも共有する。村で問題があったり、祭りの日の前には、誰かの家に集まって相談会をする…。 何かしらの共同体に所属していれば、仲間の誰かにとって困ったことは、自分にとっても問題であり、「それは大変だ、どうにかしなければ」と仲間内で共有されます。 これが仲間内で解決できないことであれば、その土地の権力者に掛け合ってみよう、という発想にもなり、自然に政治にも意識が結びついていくでしょう。 それは自分のために贔屓をして欲しいとか、わがまま心で訴えるのではなく、仲間たちや仲間の家族のことをも考えた直訴になるのですから、真剣味も増すでしょう。 そこまではいかなくても、所属する共同体があり、そこで意見を交わし合う習慣があるならば、どのような政治を良しとするのか、という意見は、今よりもずっと出て来やすかったはずです。 政治への意識の高さ、というのは、共同体によって保たれていた側面があるのではないでしょうか。 よく言われるような、「現代の教育に問題があるから」「人権意識が低いから」「日本人の性格が従順で大人しいから」、投票率や選挙結果や、デモなどの政治活動への忌避感にそれが出ているのでは? という定説には疑問を感じます。 歴史の教科書を見ているだけでも、昔の日本

自分のみっともない話(日記その3)

日記オブ日記という感じの、しょうもない私生活のことを書き綴ります。 洗濯機の排水が逆流しました。 以前にもこのような事があったため、毎月パイプユニッシュを排水に流し込むという義務を自分に課そうと思っていた(実際そのようにしていた時は問題は起きなかった)のに、最近サボりにサボっていためこのザマです。 流石にヤバいかも…と思ってパイプユニッシュを一本買ってきたところだったので排水にぶち込みました。再発はいずれすると思います。しないように気を付けなさい。 おそらく私は、noteで投げ銭してくれる人が居るよりも、毎月パイプユニッシュを送りつけてくれる人が居た方が助かるタイプの人間だと思われます。 そんな人はいないので、本当は自分が12本くらい予めパイプユニッシュの買い置きをした方が良い気がしています。買うのが恥ずかしいです。 月末の家賃の振り込みを忘れませんでしたが、何のことはない、先日通帳を新しくする必要があり、郵便局に焦って行ったからです。 焦って行ったものの窓口はギリギリ営業時間外だった上、その場にはいらした局員の方に「ATMで通帳繰越が出来ますよ」と教えて貰い、やっと「通帳の更新は窓口じゃなくてもできるのか…」と初めて知ったという有様でした。 通帳がいっぱいになった後、行数が一定以上になってしまって明細が纏まるのがなんとなく嫌だったのですが、見事に纏まりました。なんかあれ、内訳が郵便で来るんだった気がします。それだけでなんだかめんどくさいのです…。 私のような愚かしい人間は、振込系を自動で引き落とせる設定にしたほうが絶対に良いのですが、それをするための手続きをする気が全く起きないほど事務手続きがとても苦手で、日々の生活に余裕がなく、私は愚かです。 そういう申し込みをしようとして、ハンコを間違えて書類が通らなかったことがあります。 マジでこの辺何とかしないと、まずは自分のことをできないのであれば近所づきあいをするとかいう次元ではないし、このようなわたくしの愚かさも可視化しておきます。 解決は非常に簡単なはずなのに何故できないのか…。 あともうちょっとマメにならないと人付き合いのタイミングも永遠に逃し続けると思う。 私は現代社会で生きるには非常にマイペースすぎる類いの人間!! 普段140文字の世界にいるため、自分が長文を書けるはずがないと思っていたのですが、いざ出来上が

選挙とか、身近な人の話(日記その2)

日付は変わってしまいましたが、2021年10月31日は衆議院議員総選挙でした。 休日だったので、のんびり起きて情報を調べ、選挙に行き、ちょっと贅沢な食事を食べました。 夜は近所の人と食事に行き、人と一緒に開票速報を見ながら意見を交わすという、一人暮らしの人間にはなかなか出来ない経験ができました。 私が言う「近所の人」は、家の近くで個人経営の小さい喫茶店を経営している店主さんと、そのお店で知り合ったお客さんです。 今日行った食事のお店も、年配のマダムがやっていらっしゃる、10席もないような個人経営の小さなお店です。家庭料理が美味い。店主さんとマダムがお互いにお互いのお店に行き来する仲で、コロナ禍でお互いにお店が開けなかった時期が長かったため、今日は顔を出したいのだと、店主さんは仰っていました。 「頻繁に顔を出したり、無理をして行く必要はないけれど、何かあった時の折り目折り目に顔を出すと、相手の人も喜んでくれるし、そういうことが大事だよ」 そういうことが、人間関係をやって行ったり、地域で商売をやっていく上で大事な「義理」なのだろう、と思いました。 話は変わりますが、同い年の旧友が共通の知人と結婚したとのことで、連絡をしてくれました。めでたい! 自分がありつつも大人しい~方なのですが、しきりに「薪は今、ネットと職場以外の人との繋がりってある?」と心配してくれるので、何か心境の変化があったのかなと、ちょっと驚きました。 先に言った近所づきあいの話をすると、それは良いことだ、と安心してくれました。(私の親かな?) 聞くと、友人自身もそうですが、(結婚の知らせのために連絡を取っていると)友人の友人も含め、「仕事以外に人付き合いがない…」という状態の人があまりにも多いとのこと。 友人は、仕事で忙しく同人活動も行えなくなり、創作意欲もコンテンツを楽しむ気力もなく、ネットでの人との繋がりも薄れてしまったようです。 そうして、現実での人との繋がりが大切だ、と改めて思うようになった、と教えてくれました。 最近、私自身も、自分の人間関係の築き方に課題があるな、と考えていたところで、 その上で周りの人からこういうことを言われたため、どちらも印象的な出来事になりました。 私のような若者が帰属する場所が今は失われている、親しく言葉を交わす人間が居ない、そういうことが若者の政治離れや、現状の選挙結

ブログを始めました(日記その1)

普段はツイッターで喋っている、薪( @takigigigi )と申す者です。 長文を置く場を作りたいと思っていたため、ブログを始めようと思います。 人に伝えるための文章を書いてみたい(そのための練習もしたい) それによって自分の考えを整理したい 見返しやすい媒体でも自分の考えや日記を記録していきたい というようなことを、以前からぼんやりと考えておりまして。 そのためのサービスとしてnoteを借りるつもりで居ましたが、数々の不祥事を見て踏ん切りがつかず、くすぶっている状態でした。 で、もしかしてこれは、「いつかやりたいな~!」と思っているだけでいつまで経っても挑戦しないパターンでは…?(ハッ)と気づいたため、 深夜テンションでグーグル社提供の無料のブログサービスを借りて来た次第です。とりあえず挑戦だけはしてみよう、という感じで…。 noteからの移行先を考えてる方は、投げ銭システム込みで代替を探している方が多いようで、そういう比較が良くなされている印象でしたが、私はあまりその辺(収益化したい! とか)にこだわりがないので気楽さ優先と直感でサービスを選んでしまいました。 商用目的かつ、こだわる人はWordPressというものでブログを作るのだと知りました。サーバーは他で借りないといけないんですね…。 ちゃんと続くか分かりませんが、何か書きたい事があれば、また書きに来たいな、と思っています。